読むだけでいい基本情報技術者試験対策4:CPUの機能

今回はCPUの機能について勉強していきます。

 

前回の復習ですが、CPUには制御装置・演算装置としての機能がありました。

制御装置は記憶装置からプログラムを読み取り、それぞれの装置に指示を出していく役割で、演算装置は四則演算や論理演算を行うというものでした。

 

ところでCPUの制御装置、演算装置そのものは単なる回路であり、演算結果を覚えておくことができません。演算しつつもその結果をそのまんま忘れていては機能が成立しませんね。ですのでCPUの中にはCPU専用の、ちょっとしか覚えられないけど、めっちゃ処理が速い記憶回路が存在します。これをレジスタと呼びます。

CPUはあくまで情報の処理がメインなので、記憶すべき量は多くなくてよいのです。処理が終わればあとは記憶装置へ情報を飛ばしていきます。しかし、処理すべきことは大量にあるので速度性が問われるのです。

 

そしてこのレジスタには幾つかの種類があります。

  • 命令レジスタ→これはメインメモリから取り出された命令を格納しておくものです。
  • 命令アドレスレジスタ→これは実行すべき命令のアドレスを保持するもので、プログラムカウンタとも言います。

 

この他にも幾つか種類がありますが、とりあえずここではこの2つだけ紹介しておきます。残りはもう少し後に勉強しないと訳が分かんなくなってしまうためです。

ここで、アドレスという概念が出てきたため、これについても説明が必要ですね。

アドレスというのはプログラムやデータが記憶装置のどこにあるのかを教えてくれるものです。日本語に直すと、「住所」です。一緒んとこにしときたいやつです。

CPUがどこからプログラムやデータを持ってきてきて、その結果をどこに送るかで様々なアドレスが存在します。

 

詳しくはここでどうぞ

メモリアドレス - Wikipedia

 

今回はここまでにしておきます。次回はクロック周波数について学んでいきます。